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ペアレントトレーニング
ころんでは、ペアレントトレーニングを行っております。
ペアレントトレーニングとはご家族が子どもに対しABAを用いた関わり方ができるよう、方法を教え、トレーニングさせていただくサービスのことです。
例えば、「週1回1時間の療育を受けている」という話を聞くことがあると思います。1週間を時間に換算すると168時間(7日×24時間)です。一般的に、発達障がいを持つお子さんたちに対しては、継続的で集中的な支援が必要といわれています。しかしもし、単純にセラピーを週に1時間しか受けていないと考えるならば、週1時間のセラピーは168時間/1時間の支援時間ということになり、残りの167時間は支援を受けていないことになります。
お子さんたちにとって、一番多くの時間を共に過ごすパートナーはご家族のみなさまです。たくさんの時間を共に過ごすご家族のみなさまと、お子さんとが常にABAを通した関わり方を行うことは、お子さんたちの日々の時間の過ごし方に変化をもたらします。つまり、継続的で集中的な支援が可能となります。
ペアレントトレーニングでも、ころんの他のサービスと同様それぞれのご家庭に合わせオーダーメイドで支援計画を立てさせていただきます。その中で、「社会的に受け入れられやすい行動の増加(相手の目を見る、あいさつ、座って待つなど)」や「机上学習の方法(カード学習、マッチング課題など)」、「身辺自立(トイレットトレーニング、偏食指導、靴を履く、手を洗うなど)」など、ニーズにあわせて様々な面に対しサポートをさせていただきます。
また、ペアレントトレーニングの利点は支援時間の増加だけではありません。セラピーで学習したことが日常場面で生かせるようになることを「般化」といいます。「セラピストさんがやると上手くいくけど、私たちがやっても上手くいかない」といったことはありませんか?例えば、「セラピストさんの前では、お名前を聞かれたら言うことができるけど、私たちの前では言えない」などということは「般化ができていない」ということになります。
ペアレントトレーニングを行うことはこれらの問題を解決する鍵となります。セラピスト以外にも複数の支援者(例えば、ご家族)が子どもに対して支援を行い、同じような結果が出せることは、お子さまがこれから新しく出会う人々の前でも同じような結果が出せる確率を高めることになります。
そして、このことは「これから新しく出会う人」に対してだけではありません。1つの場所(例えば療育施設)以外でも同じような結果が出せることは、「これから新しく行くだろう場所」に対しても同じような結果が出せる確率を高めることになるのです。
ころんではペアレントトレーニングを通して、ご家族のみなさまが生活される中で抱える不安や悩みもお聞きし、二人三脚でお子さんの成長をサポートしていければと思っています。 ご家族のみなさまが「楽しく充実した毎日を過ごす」「家族みんなで成長を分かち合える」「嬉しい瞬間を感じられる」!!子どもたちの未来が明るく,夢のあるものになるように!! そのような思いを持ちスタッフ一同,誠実に愛を持って療育に取り組んでおります。