• 2019.04.12
  • 新着情報

児童部会“性の学習会”に参加してみて②

おはようございます!こんにちは!こんばんは!たくや先生です。

前回に引き続き、児童部会“性の学習会”に参加させていただいたことについて記載

しております。 “性の学習会”ということで、お子様の性に関する困りごとに

ついて事業者が個人情報が特定されない形で発表していただき、その子に対して

より良いサポートをしていくために多方面の事業所が一堂に会して話し合いを

していくという感じでした。

 

大きく分けて、2つありました。前回は1つ紹介させていただきましたが、

今回はあと1つを御紹介させていただきます。

色んな意見がありましたが、ここでは私の見解と一緒のグループでの意見を

合わせた一例として記載させていただきたいと思います。

実際に継続して関わっているわけではないため、より良い支援の方法とは異なる

かもしれませんが、お聞きした情報をもとに記載させていただきます。

 

《小学校に通う女の子で、自閉症と診断され、トイレや着替えを覗く(男女)と

自分のスカートをめくる行為がみられる》とのこと。

 

ABA的に考えると、以下のように考えられます。

 

【自分のスカートをめくる→周りの人が〈恥ずかしいよ〉と声をかける

→お子様が「恥ずかしい」と言い、ニコニコしながら隠す】というところだけ

見ると注意したときは止まるが、再度同じ状況がでてしまうということなので、

注意を引いているように感じます。それであれば、目線を合わせず無言で

止めていくという方法も良いかもしれません。また、スカートをヒラヒラして

その風で快感情を得ている可能性もあるため、その場合は違う快感情(クーラー、

扇風機、うちわなど)のものに代替えしていくなども考えられます。

しかし、クーラーがないと、扇風機がないと、うちわがないと、というように、

考えてしまう場合もありますので、代替したものも徐々に強い快感情のものから

弱い快感情ものへ、そしてなくしていくような対応を行っていくことと同時に

考えてサポートしていく必要もあるかと思います。ヒラヒラが気に入っている

のであれば、キュロット(スカートのような半ズボン)などように形を変えるか、

材質が気に入らないのであれば、本人が好きな素材に変えていく、お腹周りが

キツイのであれば、ゴム素材など着心地のように変えるのも手であると

思われます。

そのためには、保護者さまの協力は必要になってくるので、関心がないとしても、

どこまでなら関りを持てるのか、保護者さまの気持ちに寄り添いつつ対応して

いく必要があるかと思います。

またコンビニでは列に並べず、列にわって入ってしまったり、レジにあるものを

触ってしまうなど我慢することが苦手で動かないことも嫌いで、計算ができたり、

アルファベットを書けたりするが、集中力が持続せず直ぐに離席してしまうこと、

「〇〇は何時まで?」「ご飯は何時?」、公共の場で知らない人にも「何時?」、

知らない小さい子にも「何歳?」など何度も質問攻めする行動がみられるとの

ことで、そういうことも適切な行動へサポートしていくことで、まれにスカートを

めくる行動も少なくなってくる可能性(衝動が抑えられないなどの場合)も

あります。そのため、多方向から支援していくとより効果がある可能性もある

と感じました。

 

トイレや着替えを覗く行為については、情報が少なく、また男性から女性へ、

女性から男性への思考回路が異なるため深い議論にはならず、性教育をしていく

必要はあるよねというところで話は終わりました。

 

★今回も、長文にもかかわらず最後まで読んでくださった方、

本当にありがとうございます。今日、明日、明後日と少しずつゆっくりとした時間

が過ごせますように、お子様が成長していけるように心から祈っております★

★そして、今回の企画や運営をしてくださった方々、事例を発表してくださった

事業所の代表の方、一緒のグループで検討してくださった方、多方面から考える

機会となりましたこと、本当にありがとうございます★

★最後に、事例として関わることができたお二方にも間接的でも関わらせて

いただき本当にありがとうございます。少しでもお子様や保護者様が

過ごしやすい生活が営めるように心からお祈り申し上げます★

 

『それぞれの色が輝けますように』

 

施設見学等も大歓迎です。0120-560-166までお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

☆ポジティブword!『今日も一日、お疲れ様、明日もHAPPY』

P.S.写真はころん通勤中に出会った蝶で、とてもおなしく綺麗な蝶でした。^∇^