おはようございます!こんにちは!こんばんは!たくや先生です。
前回に引き続き、児童部会“性の学習会”に参加させていただいたことについて記載
しております。 “性の学習会”ということで、お子様の性に関する困りごとに
ついて事業者が個人情報が特定されない形で発表していただき、その子に対して
より良いサポートをしていくために多方面の事業所が一堂に会して話し合いを
していくという感じでした。
大きく分けて、2つありました。前回は1つ紹介させていただきましたが、
今回はあと1つを御紹介させていただきます。
色んな意見がありましたが、ここでは私の見解と一緒のグループでの意見を
合わせた一例として記載させていただきたいと思います。
実際に継続して関わっているわけではないため、より良い支援の方法とは異なる
かもしれませんが、お聞きした情報をもとに記載させていただきます。
《小学校に通う女の子で、自閉症と診断され、トイレや着替えを覗く(男女)と
自分のスカートをめくる行為がみられる》とのこと。
ABA的に考えると、以下のように考えられます。
【自分のスカートをめくる→周りの人が〈恥ずかしいよ〉と声をかける
→お子様が「恥ずかしい」と言い、ニコニコしながら隠す】というところだけ
見ると注意したときは止まるが、再度同じ状況がでてしまうということなので、
注意を引いているように感じます。それであれば、目線を合わせず無言で
止めていくという方法も良いかもしれません。また、スカートをヒラヒラして
その風で快感情を得ている可能性もあるため、その場合は違う快感情(クーラー、
扇風機、うちわなど)のものに代替えしていくなども考えられます。
しかし、クーラーがないと、扇風機がないと、うちわがないと、というように、
考えてしまう場合もありますので、代替したものも徐々に強い快感情のものから
弱い快感情ものへ、そしてなくしていくような対応を行っていくことと同時に
考えてサポートしていく必要もあるかと思います。ヒラヒラが気に入っている
のであれば、キュロット(スカートのような半ズボン)などように形を変えるか、
材質が気に入らないのであれば、本人が好きな素材に変えていく、お腹周りが
キツイのであれば、ゴム素材など着心地のように変えるのも手であると
思われます。
そのためには、保護者さまの協力は必要になってくるので、関心がないとしても、
どこまでなら関りを持てるのか、保護者さまの気持ちに寄り添いつつ対応して
いく必要があるかと思います。
またコンビニでは列に並べず、列にわって入ってしまったり、レジにあるものを
触ってしまうなど我慢することが苦手で動かないことも嫌いで、計算ができたり、
アルファベットを書けたりするが、集中力が持続せず直ぐに離席してしまうこと、
「〇〇は何時まで?」「ご飯は何時?」、公共の場で知らない人にも「何時?」、
知らない小さい子にも「何歳?」など何度も質問攻めする行動がみられるとの
ことで、そういうことも適切な行動へサポートしていくことで、まれにスカートを
めくる行動も少なくなってくる可能性(衝動が抑えられないなどの場合)も
あります。そのため、多方向から支援していくとより効果がある可能性もある
と感じました。
トイレや着替えを覗く行為については、情報が少なく、また男性から女性へ、
女性から男性への思考回路が異なるため深い議論にはならず、性教育をしていく
必要はあるよねというところで話は終わりました。
★今回も、長文にもかかわらず最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございます。今日、明日、明後日と少しずつゆっくりとした時間
が過ごせますように、お子様が成長していけるように心から祈っております★
★そして、今回の企画や運営をしてくださった方々、事例を発表してくださった
事業所の代表の方、一緒のグループで検討してくださった方、多方面から考える
機会となりましたこと、本当にありがとうございます★
★最後に、事例として関わることができたお二方にも間接的でも関わらせて
いただき本当にありがとうございます。少しでもお子様や保護者様が
過ごしやすい生活が営めるように心からお祈り申し上げます★
『それぞれの色が輝けますように』
施設見学等も大歓迎です。0120-560-166までお気軽にお問い合わせくださいませ。
☆ポジティブword!『今日も一日、お疲れ様、明日もHAPPY』
P.S.写真はころん通勤中に出会った蝶で、とてもおなしく綺麗な蝶でした。^∇^