こんにちは!
ころん板橋校です。
お子さんと関わっていく中で自分がどういったことをお子さんに伝えられるのか?
私はセラピストとして関わるのですが、そのようなことをよく考えます👀
Lynda Gratton・Andrew Scott(2016)「The 100 YEAR LIFE」、日本書名は「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(訳:池村千秋)」という本があります。
この本は「人生は今後、というか現代を生きているあんたたちは思っている以上に長生きになるのだから、長く生きる準備をしましょうね」という内容です。
例えば、冒頭。「いま先進国で生まれる子どもは、50%を上回る確率で105歳以上生きる。1世紀前に生まれた子どもが105歳まで生きる確率は1%に満たなかった。ーー(中略)ーー過去200年間、平均寿命は10年に2年以上のペースで延びてきたのだ」というところから始まります。
本の中で紹介される、お金の使い方・仕事選び・健康・結婚相手の選択や結婚生活など。人生の選択肢は多い方が良いということや、選択肢をうまく扱うセルフコントロール(選択肢やセルフコントロールはABAのマッチングロウ:という研究課題です)の大切さ。人生を戦略的に生きることの大切さ。と、いうことは自閉症のお子さんにとってはすごく難しいように感じてしまうかもしれません。
社会は驚くほどのスピードで変化していますが、社会がこの先どうなるか?と、いうことは多くの人が予想ができません。
そのような時代の流れの中で、お子さんに伝えたいことは「好きなことを見つけて欲しい。人生は1回きりなのだから、精一杯に楽しんで生きて欲しい」ということです。
これは、例えば言葉がゆっくりなお子さんであっても言葉は上手に話せるのだけれどもコミュニケーションが得意では無いお子さんであっても変わらないと思います。
好きなことだったら続けられるし、頑張れる。楽しいと思える、充実する。人生を彩ってくれと私は思っているのです。その時間はプライベートな時間でも仕事の時間でもなんでも構わないと思います。
例えば電車が好きで休みの日に歩いて駅まで写真を撮りに行く。それを10年。いや、もっと続けている。
家に帰ってきて、すごく嬉しそうにその時に感じた話を相手に話す。
お子さんが「あぁ、本当に楽しかった」と思えるような時間をたくさん過ごせること。
私たちが出会った人たちが何かしらの毎日の幸せに触れられるよう、今日も一生懸命に頑張っていきます。
今後とも、ころん板橋校をどうぞよろしくお願いいたします。
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【参考文献】
Lynda Gratton・Andrew Scott(2016) The 100 YEAR LIFE 【訳: 池村千秋 (2016) LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略 東洋経済新報社